内容説明
重要な水資源でありながら、管理を怠れば、汚染や枯渇などの災害に見舞われ易い地下水。各地の地下水の現状をつぶさに検討し、大都市の地下水の利用法を検討する。
目次
第1章 資源としての地下水(水循環の基礎;資源としての水;我が国の地下水盆;地下水位変動に関わる障害;地下水・土壌汚染;水系感染症の歴史と現状)
第2章 大阪平野の水(大阪平野の帯水層と流動性;淀川・大和川の水質;大阪平野の地下水の水質)
第3章 地下水の有効利用のための対策(地下水揚水可能量の予測;液状化危険度の予測と地下水位低下による対策効果;大阪平野深部帯水層における揚水評価;人為汚染物質の浄化;土壌地下水中の生物汚染の検出法)
第4章 水循環を題材とした環境教育への取組み(流域住民による河川環境調査:大都市を流れる河川の環境調査;地下水を見る;ビオトープ水源としての浅層地下水利用)
第5章 地下水資源管理の理念(水資源の管理と環境政策;大阪平野の地下水資源と地下水汚染)
著者等紹介
益田晴恵[マスダハルエ]
1956年生まれ。大阪市立大学大学院理学研究科・教授。地球科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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