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内容説明
玄関を入りリビングに上がる―日本では当たり前であり、今韓国を訪れても、ほぼ同じであるように思う。しかし、これこそ植民地化の影響なのだ。城邑の改変、鉄道建設に伴う日本式住宅の建設、そして日本人漁村の開拓。朝鮮半島の住まいと都市は、植民地化によって如何に変わり、独立とともに変容したのか?玄関や畳という要素、風呂や便所の配置等々、詳細な臨地調査で鮮やかに示す。
目次
序章 韓国の中の日本と景観の日本化
第1章 韓国近代都市の形成
第2章 慶州邑城
第3章 韓国日本人移住漁村
第4章 韓国鉄道町
終章 植民地遺産の現在
著者等紹介
布野修司[フノシュウジ]
滋賀県立大学大学院環境科学研究科教授。1949年、松江市生まれ。工学博士(東京大学)。建築学、都市計画学専攻。東京大学工学研究科博士課程中途退学。京都大学大学院工学研究科助教授を経て現職。『インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究』で日本建築学会賞を受賞(1991年)。また、『近代世界システムと植民都市』(編著、京都大学学術出版会、2005年)で、日本都市計画学会論文賞を受賞(2006年)
韓三建[カンサンケン]
韓国・蔚山大学建築学部教授。1958年、蔚山市生まれ。蔚山大学卒業。京都大学工学研究科博士後期課程修了。工学博士(京都大学)。建築学、都市計画学専攻
朴重信[ボクジュウシン]
韓国・清州大学大学院建築工学科特任教授。1970年、韓国ソウル生まれ。清州大学卒業。京都大学工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)(京都大学)。生活空間学専攻。滋賀県立大学大学院環境科学研究科外国人特別研究員(JSPS)を経て現職
趙聖民[チョウセイミン]
韓国・蔚山大学校建築大学・都市建築研究所研究員。1974年、韓国蔚山市生まれ。蔚山大学卒業。滋賀県立大学大学院環境科学研究科博士後期課程修了。博士(環境科学)(滋賀県立大学)。建築学、都市計画学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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