出版社内容情報
生物は不思議な形をしている.この形作りはどのように行われるのか? さまざまな因子が相互作用して形態形成が起こるメカニズムの謎に,数学を武器として切り込む.パターン形成の数理を発生生物学に導入することで,さまざまな現象を定式化して理解でき,新しい実験のデザインにも応用できる.発生現象の理論とモデルに数理から迫る唯一の書.
内容説明
生物は不思議な形をしている。この形作りはどのように行われるのか?さまざまな因子が相互作用して形態形成が起こるメカニズムの謎に、数学を武器として切り込む。パターン形成の数理を発生生物学に導入することで、さまざまな現象を定式化して理解でき、新しい実験のデザインにも応用できる。発生現象の理論とモデルに数理から迫る唯一の書。
目次
第1章 生物の形づくりの数理モデルの歴史
第2章 Mathematicaの基本的な使い方
第3章 数学的な道具
第4章 モルフォゲンの濃度勾配
第5章 拡散を測る
第6章 軟骨形成とチューリングパターン
第7章 創傷治癒
第8章 枝分かれ構造形成
第9章 頭蓋骨縫合線の湾曲構造形成
第10章 座屈現象
あとがきにかえて―粒子多体系
著者等紹介
三浦岳[ミウラタカシ]
1971年宮城県生まれ。九州大学大学院医学研究院教授。京都大学大学院医学研究科博士課程卒業。専攻:発生生物学、数理生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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