出版社内容情報
各国の勢力が均衡し占領政策による国土の拡大が難しくなったヨーロッパの18世紀において、商業の精神に基づき治政と交易を発展させることで、最大多数の幸福を目指した初めての経済書。重商主義とは一線を画しつつ近代社会の経済構造の全体像を捉えた本書は、ヨーロッパ啓蒙のうねりをもたらし、国内外の思想家に甚大な影響をあたえた。
内容説明
奢侈への希求を是認し、文明の進歩を照らし出す、フランス啓蒙経済学を代表する名著。―必携のビンドン英訳版注解訳も採録。
目次
諸原理
小麦について
住民の増加について
植民地について
奴隷制について
独占会社について
軍事的政府について
産業活動について
奢侈について
輸入と輸出について〔ほか〕
著者等紹介
米田昇平[ヨネダショウヘイ]
下関市立大学教授
後藤浩子[ゴトウヒロコ]
法政大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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