内容説明
堅牢な壁をもたず自然と結びつく都市。大陸から隔たれた二つの中世都市京都と首里の空間形成史。
目次
第1部 海の「京都」の空間構造―土地と社会と空間形成(京都;首里・那覇)
第2部 海の「京都」と自然(京都;首里・那覇)
第3部 居住環境の中世史(中世的都市空間の創出;荘園領主の都市・京都;地方の都市と農村;巨大都市・京都;首都圏とその文化の形成;近世都市の胎動;将軍御所の壇所―雑談の場として;娶楽第と「唐獅子図屏風」;都市史研究とまちづくり)
著者等紹介
高橋康夫[タカハシヤスオ]
1946年生。1969年京都大学工学部建築学科卒業、1971年京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。工学博士。1971年京都大学助手、講師、助教授を経て、1995年教授。2010年3月定年退職、4月京都大学名誉教授、花園大学教授。受賞:1994年日本建築学会賞(論文)、2002年建築史学会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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