出版社内容情報
世界自然遺産を舞台に、さまざまな時間・空間スケールでみられる山岳生態系のダイナミクスを描き出し、人間活動の影響を考える。
内容説明
カナディアンロッキーの魅力は、地球の歴史を刻む地形・地質と、三千メートル級の山々が織りなす手つかずの自然美である。共生により高山環境を生き抜く樹木から、土壌を耕す外来種ミミズ、そしてハイイログマの保全まで。さまざまな時間・空間スケールでみられる山岳生態系のダイナミクスを鮮やかに描き出す。世界自然遺産をより深く知るための一冊。
目次
第1章 自然環境
第2章 植生とその変遷
第3章 生態系の遷移
第4章 生態系の物質循環
第5章 土壌生物の働き
第6章 人間活動と野生動物・生態系の保全
著者等紹介
大園享司[オオソノタカシ]
京都大学生態学研究センター・准教授。博士(農学)京都大学。京都大学農学部林学科卒業、同大学院農学研究科修士課程地域環境科学専攻修了、同大学院農学研究科博士後期課程地域環境科学専攻退学。京都大学大学院農学研究科・助手・助教を経て、2008年より現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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