学術選書<br> アインシュタインの反乱と量子コンピュータ

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アインシュタインの反乱と量子コンピュータ

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784876988419
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C1342

内容説明

「同じモノやコトが、同時に複数の姿をとる」などあり得るのか?―アインシュタインが提起したパラドックス“EPR”。量子力学の創業者たちを当惑させた「理論」が、21世紀の先端技術を目指す量子情報研究で「何の疑いもせずに」使われている。真理と制度をめぐり“科学とは何か”で揺れる現代科学の転換期を、「物理学の世紀」で消されたマッハにまで遡り、“物理帝国の埋蔵金”を理論物理学の泰斗がスリリングに描く。

目次

第1章 「起こる」と「知る」の差EPR―パラドックス
第2章 アインシュタインと量子力学―創業者の反逆?
第3章 量子力学解釈問題小史―「世界」と「歴史」の作り方
第4章 力学理論の構造―「起こる」か?「ある」か?
第5章 量子力学理論の切り分け―hのない量子力学
第6章 量子力学とマッハの残照
第7章 「非決定論」のウイーン
第8章 湯川秀樹にとっての量子力学
第9章 確率と不安―ランダムか情報不足か
第10章 「科学」という制度をマッハから問う

著者等紹介

佐藤文隆[サトウフミタカ]
1938年生まれ。京都大学名誉教授。1960年京都大学理学部卒業、京都大学助手、助教授、教授、京都大学基礎物理学研究所長、京都大学理学部長、日本物理学会会長、日本学術会議会員、甲南大学教授を歴任。“裸の特異点”の存在を示唆するアインシュタイン方程式における「富松‐佐藤の解」を発見。この業績によって仁科記念賞を受賞。一般相対論、宇宙物理を専攻。湯川秀樹の全集、ビデオなどを編纂、湯川記念財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

25
#賛歌 量子論マッハの位置付け議論するきっかけになり感謝感激 p.s. 石津和紀さんに見せてもらった本。マッハについてかなり割いている。マッハから量子論にたどり着く道を記載するきっかけになり感謝している。伏見譲さんが翻訳されている本と、伏見さんのお父さんが書かれた確率論・統計論の輪講をしている。確率・統計と、科学史と、量子力学の関係を整理中。 https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/cfc35e62c81a978cc2fc2019/10/12

とりもり

2
タイトルから量子コンピュータの解説書だと思って読むと肩透かしを食う。非常に難しいが、浅い理解をざっくりとまとめると、ミクロなものをマクロ(確率的)に表現する量子力学が、技術の進歩によりミクロそのものを取り扱うことができるようになりつつある。その結果として、同時に複数の状態を取り得るという不確定性に疑問を呈したEPRが現在注目されている。その最たるものが、複数の重なり合った状態の原子を直接操作して計算する量子コンピュータであり、そこに不確定性はない、と。正しいかは不明だが、そう理解しました。★★★★☆2020/03/15

Oga

1
量子力学になじみのない自分には難しかった.しかし概要は知ることができたと思う.1927年のボーアのコペンハーゲン解釈では,「"重なった"状態の1つが「観測」によって確率的に現れる.その確率は量子力学で計算できる」ということを前提として今後の物理を進めていこう,と提言された.アインシュタインは,その「観測されるまで結果は決まっていない」という考え方に同調しなかった.その背景には"実在"を重視する哲学があった.シュレディンガーの猫も,"重なった状態"に対して人間が抱く感覚的な疑問を表している.2024/01/28

home alone

0
題名から量子コンピュータの本かと思ったら量子コンピュータは1/10くらいで、他は量子力学の解釈問題だった。まあまあオリジナリティーは感じた。でも量子コンピュータのこと知りたかった2012/09/01

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