内容説明
「微細なものが凝縮した」街路―イスラム都市に共通する独特の美の根底に流れるものとは何か?生活の細部までを定めながらも土着的伝統に寛容な、しなやかな世界宗教、イスラームの奥深さが産んだ都市伝統を「三都」の臨地調査から生き生きと描く。近代植民都市論、インド都城論に続く、アジア都市論の第3弾。
目次
序章
第1章 「イスラーム都市」
第2章 デリー
第3章 ラーホール
第4章 アフマダーバード
結章
結語 ディテールから:しなやかな「イスラーム都市」の原理
著者等紹介
布野修司[フノシュウジ]
滋賀県立大学大学院環境科学研究科教授。1949年、松江市生まれ。工学博士。都市計画、建築学専攻。京都大学大学院工学研究科助教授を経て現職。『インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究』で、日本建築学会賞を受賞(1991年)、また『近代世界システムと植民都市』(編著、京都大学学術出版会、2005年)で、日本都市計画学会賞論文賞(2006年)を受賞
山根周[ヤマネシュウ]
滋賀県立大学人間文化学部講師。1968年、宮崎市生まれ。博士(工学)。地域生活空間計画、建築学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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