内容説明
英国人青年による「領有」を契機に「国家」化されていく熱帯の社会史。詳細な民族誌と深く洗練された理論的洞察(E・タグリアコッゾ)として絶賛。
目次
目的と方法
第1部 スルタンの辺境から国家の周縁へ(国家が所有を宣言する時;国境の履歴;ゴムとコンフロンタシ)
第2部 国境線上の国家と村落(国家の臨界点;民族の周縁;村と国の境界;国家の浸透圧;国境線の使い方;国家空間と権力;テロック・ムラノーの環境依存型農業)
著者等紹介
石川登[イシカワノボル]
京都大学東南アジア研究所准教授、Ph.D.東京都立大学人文学部卒、ニューヨーク市立大学大学院修了。京都大学東南アジア研究センター助手、助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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