内容説明
ベルリンを先駆として誕生した「都市計画構想」が、近代都市に受容されていく過程を解明する。
目次
第1部 住宅問題の発生(一九世紀中葉ベルリンの住宅事情;「トロイアの木馬」と市民社会―一八二〇~三一年ベルリン行政と住宅問題;ファミリエンホイザーと市民社会―一八四三年の探訪記の分析を中心に)
第2部 住宅改革運動の展開(ドイツ三月革命前後の労働諸階級福祉中央協会;一八四〇年代ベルリンの都市社会とファミリエンホイザー;一九世紀中葉の住宅改革運動―ベルリン共同建築協会;;一九世紀中葉の住宅改革構想)
第3部 住宅改革構想の変遷(「ホープレヒト案」(一八六二年)とベルリン都市社会
ドイツ統一前後の住宅改革構想
一九世紀ドイツにおける住宅改革構想の変遷―労働諸階級福祉中央協会の機関誌を題材に ほか)
著者等紹介
北村昌史[キタムラマサフミ]
1962年山形県生まれ。1986年京都大学文学部卒業。1995年京都大学博士(文学)。2000年Oxford University Academic Visitor。京都大学文学部助手、新潟大学教育学部助教授を経て、新潟大学人文社会・教育科学系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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