内容説明
古代ローマ、基層から辿る歴史としてのヨーロッパ統合。
目次
敗戦ドイツにとってのヨーロッパ統合―二〇世紀ヨーロッパ統合をみる一つの視点
第1部 ヨーロッパの基層(ヨーロッパ統合と古代ローマ帝国)
第2部 歴史にみるヨーロッパ(中世後期の「都市ベルト」地域における都市と国家―比較地域史のこころみ;トポスとしてのサルマチア―ポーランド史におけるヨーロッパ的アイデンティティ ほか)
第3部 ヨーロッパ統合の起点(西ドイツ成立への道―アメリカの対ドイツ占領政策に沿って;戦後フランス外交の転換過程―シューマン・プランが目指したヨーロッパ統合の意味 ほか)
第4部 ヨーロッパ統合の現在(欧州統合における政党の役割―欧州レベルの政党と加盟国政党の相互関係を中心に;EU通貨統合と独仏の政治的意思)
著者等紹介
紀平英作[キヒラエイサク]
京都大学大学院文学研究科教授。1946年東京都生まれ。1969年京都大学文学部史学科卒業。1972年京都大学大学院文学研究科博士課程現代史学専攻退学。1983年京都大学文学部助手を経て、同助教授。1996年京都大学文学部教授を経て現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。