内容説明
4億年前陸上に進出し環境に大きな影響を与えた植物。中生代の高温期、新生代の寒冷期に、植物はどう振る舞い、それによってまた気候はどう変動したのか。シミュレーションと化石データを組み合わせ、太古の気候と植物分布をクロスさせると、環境―生物の根元的な関係が明らかになる。生物進化、環境変動といった関心に斬新な視点を与える。
目次
第1章 序説
第2章 植物の基礎的な生理機能―現在の知見から過去を解明するために
第3章 気候と陸上植生
第4章 気候と現在の陸上植生
第5章 石炭紀後期
第6章 ジュラ紀
第7章 白亜紀
第8章 始新世
第9章 第四紀
第10章 将来の気候と陸上植生
第11章 終わりに
著者等紹介
ベアリング,ディビッド[ベアリング,ディビッド][Beerling,David J.]
シェフィールド大学動植物学科王室大学研究員および名誉講師。その地球科学における業績によって、2001年のフィリップ=レバーホルム賞を受賞
ウッドワード,イアン[ウッドワード,イアン][Woodward,F.Ian]
シェフィールド大学動植物学科植物生態学教授
及川武久[オイカワタケヒサ]
地球フロンティア研究システム・生態系変動予測領域、筑波大学・生物科学系
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。