森里海連環学―森から海までの統合的管理を目指して (改訂増補)

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  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784876985814
  • NDC分類 519
  • Cコード C3045

内容説明

森を扱うのは森林学、海を扱うのは海洋学、川を扱うのは河川工学…。細分化された枠組が、環境のトータルな理解を妨げている。しかし森と海は繋がっているのだ。森林を整備すると下流の海が豊かになる。漁民なら昔から知っていたこれらの智恵を科学し、環境の総合的理解と統合的管理を目指す新しい学問を創造する。

目次

1部 森・里・海の循環学(連環する環、連環しない環;森をめぐる物質循環;海を守る森;河川の構造と生態系;モニタリングと沿岸環境の保全;「森から海まで」の統合的管理をめざして)
2部 森・里・海とヒトの相互作用(森と水、人と自然;森は海の恋人)
3部 森・里・海の法と経済(森から海までの統合的管理と法制度;森から海までの環境経済学)
「森・里・海」の発想とは何か

著者等紹介

山下洋[ヤマシタヨウ]
京都大学フィールド科学教育研究センター教授。1954年生まれ。1983年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士。東京大学海洋研究所助手、水産庁東北区水産研究所主任研究官を経て、2002年、京都大学大学院農学研究科助教授。2003年より現職。専門は沿岸資源生態学だが、近年は沿岸海域の生態系に対する陸域の影響に注目して研究を進めている。主な著書に、Survival Strategies in Early Life Stages of Marine Resources(共著・編集、A.A.Balkema,Rotterdam,1996)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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