内容説明
“よそもの”だからできることもある。タイ大洪水、フィリピン台風、カンボジア紛争などの災禍からの復興過程をたどり、アジアの一員としてのわれわれの役割、国際協力のあり方を考える。
目次
第1部 地域の抵抗力をつくる(水害は不平等に社会を襲う―二〇一一年タイ大洪水;自然災害のリスクとともに生きる―二〇一三年フィリピン台風災害とサマール島)
第2部 回復力によりそう(紛争とその後の復興が教えること―一九七〇~九三年カンボジア紛争;「小さな物語」をつなぐ方法―一九七五~九九年東ティモール紛争)
第3部 支援力をきたえる(研究所の成長と共に歩む―インドネシアとの防災協力;災害でも止まらない社会へ―コミュニティ・企業・アジア)
著者等紹介
牧紀男[マキノリオ]
京都大学防災研究所教授。京都大学大学院工学研究科博士課程修了。研究分野は復興、防災、災害とすまい
山本博之[ヤマモトヒロユキ]
京都大学知域研究統合情報センター准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。研究分野は東南アジア地域研究、災害対応と情報(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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