西洋古典叢書<br> エウリピデス悲劇全集〈4〉

個数:
  • ポイントキャンペーン

西洋古典叢書
エウリピデス悲劇全集〈4〉

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月01日 16時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 590p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876984893
  • NDC分類 991
  • Cコード C1398

出版社内容情報

トロイアから奪還されたのは本物の彼女ではなかった──旧来の伝説に替えて新奇なヘレネ像を造形してみせる『ヘレネ』。テバイ王家の悲劇がパノラマ風に展開する『フェニキアの女たち』。人間的な理知と神的な狂気の相剋が、当時のギリシア対バルバロイの図式と重なり合う『バッコス教の信女たち』に加え、『オレステス』の4篇を収録。

内容説明

人間的理知と神的狂気の相剋がギリシア人対バルバロイの図式と重なり合う『バッコス教の信女たち』等4篇を収録。

著者等紹介

丹下和彦[タンゲカズヒコ]
大阪市立大学名誉教授。1942年岡山市生まれ。1970年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。2005年京都大学博士(文学)。和歌山県立医科大学教授、大阪市立大学教授、関西外国語大学教授を経て2014年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

4
悲劇は人には不可視の因果関係を運命という形で教える。復讐は因果応報的な行為であり、トロイア戦争の最後を飾るオレステスの復讐劇が代表とされる。作者はこの戦争の原因であるヘレネの奪い合いからオレステスの復讐という神話を題材にしつつ、トロイアでなくエジプトにいるヘレネや復讐後のオレステスという神話にないバージョンを作る(「ヘレネ」「オレステス」)。本来合唱隊である女性たちを劇の中心に置き(「フェニキアの女たち」「バッコス教の信女たち」)、悲劇構造を転換する作者はディオニュソスの祭祀によって彼女らを狂気に変える。2019/07/24

nightowl

1
主体性意識の低い人々が多い作品。時代背景が関係しているらしい。戦争の原因となった悪女ヘレネは偽者でただの幻だった。本物の救出劇「ヘレネ」、何故「アンティゴネ」が遺体埋葬に拘ったか分かる前日譚「フェニキアの女たち」、「エレクトラ」後日譚である「オレステス」、神に逆らうと恐ろしい「バッコス教の信女たち」。少しだけギャグ(本人だけが騙されていることに気付いていない)風の展開があるものの一気に笑えなくなる「バッコス~」が余りに強烈過ぎて他が霞む。2019/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9297480
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。