出版社内容情報
思考能力はどのように進化したのだろうか。この謎を解く鍵となるのが,系統位置や脳構造がヒトと大きく異なる鳥類の「思考」である。綿密な行動実験に基づき,鳥類の行動計画能力の存在とその特徴を解き明かす。
内容説明
動物の思考能力はどのように進化したのだろうか。この謎を解く鍵となるのが、系統位置や脳構造がヒトと大きく異なる鳥類の「思考」である。綿密な行動実験に基づき、鳥類の行動計画能力の存在とその特徴を解き明かす。
目次
第1章 動物の思考と計画能力
第2章 回り道:ハトは経路を事前計画するか
第3章 先手読み:ハトの短期的計画と修正能力
第4章 道順計画:複数地点を訪れるハトの経路選択
第5章 鍵開け:キーアの事前計画と生活史
第6章 種間比較:幼児の迷路計画と抑制
第7章 思考の進化史を考える
著者等紹介
宮田裕光[ミヤタヒロミツ]
青山学院大学ヒューマン・イノベーション研究センター助教。京都大学文学部人文学科卒業、同大学院文学研究科博士後期課程修了。2009年3月、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、(独)科学技術振興機構ERATO研究員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。