出版社内容情報
「君もわかってると思ってたのに!」私達は自分の心を相手に重ねすぎて,相手の心を誤解してしまう。このような「心の読みすぎ」はなぜ起こるのか?著者の行った一連の心理学実験が,そのメカニズムを解き明かす。
内容説明
私たちはときに自分の心を相手に重ねすぎて「相手の心=自分の心」だと錯覚してしまう。このような“心の読みすぎ”はなぜ起こるのか?一連の心理学実験によって解き明かす。
目次
第1章 心を読む能力の発達とワーキングメモリ
第2章 大人の心を読む能力とワーキングメモリ
第3章 知識の呪縛と“心の読みすぎ”
第4章 ワーキングメモリ負荷と“心の読みすぎ”
第5章 情報のインパクトと“心の読みすぎ”
第6章 思考の特性と“心の読みすぎ”
第7章 脳と社会に潜む“心の読みすぎ”
著者等紹介
前原由喜夫[マエハラユキオ]
1981年大阪市生まれ。2004年京都大学教育学部卒業、2006年京都大学大学院教育学研究科修士課程修了、2009年同博士後期課程修了(博士(教育学))。日本学術振興会特別研究員PDを経て、現在、科学技術振興機構ERATO研究員。専門は教育認知心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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