内容説明
西欧近代社会を範とした社会学の基礎概念をグローバル化を踏まえつつ理論的に再考する。
目次
モダニティの変容と公共圏論の展開
第1部 モダニティと公共圏への視座(公共圏と親密圏のディアボリズム;機能分化社会と公共圏―メディア論の視点から;近代と非理性的モメント―公共圏論の理論的基礎づけに向けて;境界線を引きなおして他者を迎え入れる―公共圏、親密圏、シティズンシップ)
第2部 モダニティの多様性と公共圏・親密圏(社会主義的近代社会とその体制変容―親密圏と公共圏の再編成の困難;「つくられる共同体」の社会的地平―親密圏と公共圏の交差;後期トゥレーヌの脱近代化論―モダニティをめぐる諸理論と現代アジア;グローバリゼーションの到来と儒教倫理―社会学的研究;現代社会のヴィジュアル・ターンと東アジアの文化変容―ポピュラーカルチャーが相互浸透する時代の東アジア像)
著者等紹介
田中紀行[タナカノリユキ]
京都大学大学院文学研究科准教授。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻、社会学史
吉田純[ヨシダジュン]
京都大学高等教育研究開発推進センター教授。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学)。専攻:理論社会学、社会情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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