内容説明
空間の広がりから群集をとらえる。生物が生きている「場」の大きさによって、種間の関係や群集の構造も異なる様相をみせる。スケールを変えて見ることで得られる発見がここにある。
目次
第1章 熱帯林樹木の種多様性―異なる空間スケールで見る
第2章 食物連鎖はなぜ短いか?―生態系サイズの効果
第3章 群集集合の偶然性と空間スケール
コラム メタ群集の理論と適用
第4章 局所群集からメタ群集を組み立てる―海洋ベントスから考える
第5章 メタ群集の共存メカニズム―統合的に理解する
終章 課題と展望
著者等紹介
大串隆之[オオグシタカユキ]
京都大学生態学研究センター・教授。専門分野:進化生態学、個体群生態学、群集生態学、生態系生態学、生物多様性科学
近藤倫生[コンドウミチオ]
龍谷大学理工学部・准教授、科学技術振興機構・さきがけ研究員。専門分野:理論生態学、群集生態学、進化生態学
野田隆史[ノダタカシ]
北海道大学大学院地球環境科学研究院・准教授。専門分野:群集生態学、個体群生態学、海洋生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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