内容説明
作物生産は、二つの大問題に直面している―急速な人口増加と、温暖化・水資源の枯渇・富栄養化そして耕地土壌の劣化といった環境問題だ。我々は、「緑の革命」以上の収量を実現できるのか?同時に、環境を保全し、農業を持続させることができるのか?農業の起源から分子生物学まで、農学の総力を挙げた研究を紹介する。
目次
第1章 農耕の起源と植物遺伝資源
第2章 アンデスの伝統的農耕技術
第3章 作物収量の過去・現在・未来
第4章 人類の生存基盤を支える品種改良
第5章 窒素サイクルと食料生産
第6章 耕地の崩壊と東南アジアの農業
第7章 バイオテクノロジーと農業生産
第8章 リモートセンシングと農業生産
著者等紹介
山末祐二[ヤマスエユウジ]
京都大学大学院農学研究科教授(耕地生態科学、農学専攻)。1945年京都府京都市生まれ。1968年京都大学農学部農学科卒業。1969年京都大学農学研究科修士課程中退。1974年米国North Carolina State University博士課程修了。1975年京都大学農学部農学科助手。1990年京都大学農学研究科助教授。2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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