内容説明
最前線の研究を著者自信の学問人生とともに語り、「多様性と共存」の時代を支える知の背骨を育てる、現代の博物誌。第16巻は、森林を出たサルが乾燥地への適応により、独特な機動力や生活史を獲得した姿を描く。
目次
第1章 わが憧れの地、アフリカのサバンナへ(遠かった研究者への道;まだまだ遠かったアフリカ ほか)
第2章 調査地カラマルエ国立公園(位置;気候 ほか)
第3章 比較採食生態学的研究(比較採食生態学とは;パタスの採食生態学的研究小史 ほか)
第4章 繁殖生態学的研究(繁殖生態学とは;いつ出産するのか(二)―パタスの出産時刻 ほか)
第5章 社会生態学的研究(社会生態学とは;ヴァン・シャイックの社会生態学モデル ほか)
著者等紹介
中川尚史[ナカガワナオフミ]
京都大学大学院理学研究科准教授。理学博士。1960年大阪府生まれ。1989年京都大学大学院理学研究科霊長類学専攻博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、シオン短期大学教養学科助教授、神戸市看護大学看護学部看護学科助教授を経て現職。専門は、動物生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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