内容説明
過放牧、人口問題、地球温暖化…。2000年以上にわたる遊牧の歴史をもつモンゴル草原で、近年様々な要因による草原の劣化・砂漠化が深刻視されている。モンゴルの牧畜の将来シナリオを検証し、自然と社会の持続的・経済的な関係を考える。
目次
地球環境の中のモンゴル
第1部 草原と森林の生態系ネットワーク(水資源と水循環;草原と遊牧の環境学;土壌の環境学;森林の環境学;モンゴルの野生動物―フスタイ国立公園の今)
第2部 人間活動と生態系ネットワーク(市場経済下の牧畜業;牧畜・農業と土地利用;牧畜民の移住と都市化;鉱業と土地・水資源;日本・モンゴル関係の現在―経済的な結びつき;日本・モンゴル関係の展開―友好と協力)
草原と遊牧の未来
著者等紹介
藤田昇[フジタノボル]
NPO森林再生支援センター・理事長。専門分野は植物生態学
加藤聡史[カトウサトシ]
元・総合地球環境学研究所プロジェクト研究員(2013年4月より富士レビオ株式会社研究推進部)。専門分野は理論生態学、医療情報学
草野栄一[クサノエイイチ]
独立行政法人国際農林水産業研究センター(JIRCAS)・研究員。専門分野は農業経済学
幸田良介[コウダリョウスケ]
地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所・研究員。専門分野は森林生態学、哺乳類生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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