出版社内容情報
ドイツの音楽教育家で、「生」の再興を提唱したイェーデに関するわが国では初めての研究。音楽の流れと音の動きを感じ取る青少年の心の内面とが一体となることによって、音楽が人格形成に役立つことを明らかにする。
内容説明
音楽は知られることではなく生きることを望むものである。「生」の再興を主張したドイツの音楽教育家フリッツ・イェーデ。音楽と音楽する子どもの「生」が一体となり、子どもの「真の生」が歌いだす音楽教育。
目次
第1章 イェーデの音楽教育における目的論
第2章 イェーデの音楽観
第3章 イェーデによる音楽の基礎教育
第4章 イェーデによる音楽における「創造」のための教育
第5章 イェーデの青少年音楽学校構想―シャルロッテンブルク青少年音楽学校のカリキュラム
第6章 イェーデによる教師教育論
第7章 イェーデへの批判―Th.アドルノによる批判の検討
著者等紹介
小山英恵[コヤマハナエ]
鳴門教育大学准教授。桐朋女子高等学校音楽科卒業後、シオン高等音楽院(スイス)に留学、学習院大学文学部心理学科卒業、京都大学大学院教育学研究科博士課程修了、京都大学博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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