内容説明
心臓外科医から、予防医学を志して医療行政へ。「常に若い医学生たちのリーダーとして、大津医学生会を興され、それを育まれる情熱は衰えをみせない。数々の邂逅により生かされた大高道也先生の人生の軌跡は、読者の心の奥に深く響くものである。」
目次
なぜ連帯の医学なのか
海外に医の心を求めて
ともに生きる―原風景に導かれて
チームワークと学際連携の力
予防医学の新たな展開を目指して
大学から行政へ
子どもから高齢者まで―ライフ・サイクルとして一体的に捉える
ボーダレス時代の健康と医学―国際化への対応
やさしさ、明るさ、的確さ―看護職への期待
環境はいのちと健康の基盤
連帯の心と“かたち”
明日の福祉社会の充実を目指して
大津医学生会―大学や世代を超えて地域に集う“医学校”
著者等紹介
大高道也[オオタカミチヤ]
医師、医学博士、元厚生労働技官、「大津医学生会」名誉会長。1942年滋賀県生まれ。1972年京都大学医学部卒業。京大医学部附属病院で研修後、赤穂市民病院(外科)、国立姫路病院(心臓外科)に赴任。1975年大阪府立成人病センター集検一部に勤務。循環器疾患予防の疫学研究と実践活動に携わるとともに、京大医学部病理学教室との脳卒中ラットを用いた実験病理学の共同研究をまとめる。1978年島根医科大学第二病理学教室に文部教官として着任。医学教育、基礎研究(予防病理学)および地域保健に取り組む。1979年厚生省(現厚生労働省)に入省。結核成人病課課長補佐として結核予防対策とともに脳卒中・がん等の成人病(生活習慣病)の予防対策を推進(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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