内容説明
持続可能な資源・環境保全社会の創造を生命系再生機能を重視する新しい資源観の上にさぐる。資源の存在形態とその特性、農林水産資源の二面性と鋭くクロスし、それに接続する社会経済システムと物的システムとによって張られた空間こそ、資源の育成・開発、再生と循環を保証し、持続可能な資源・環境保全社会を形造る。新しい資源観に基づく“資源白書”、それに立脚した“農学原論”を提示する。
目次
第１章 資源観の再検討
第２章 市場経済の発展と資源利用問題
第３章 自然と人間を結ぶ農業資源利用システムの視角と構造
第４章 日本型資源・環境保全システムの展開と近代化
第５章 現代農業の資源利用システムの変貌
第６章 食品加工・流通業における資源利用の構造的変化と安全性問題
第７章 持続可能な資源・環境保全社会の創造
