朝鮮王妃殺害と日本人―誰が仕組んで、誰が実行したのか

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784874984161
  • NDC分類 221.05
  • Cコード C0021

内容説明

「歴史上古今未曾有の凶悪」事件(内田定槌・当時京城領事の評言)は、どうして引き起こされたのか?!政府首脳、外交官、軍人、さらに民間「壮士」まで、史料を博捜してその言動を追跡、ついに解き明かす歴史の真実!一般読者にも歴史学の面白さをたんのうさせてくれる著者10年の労作。

目次

序章 王妃の写真
1 日清戦争大勝利のあとに―揺れ動く日本の対朝鮮政策
2 王妃殺害を準備したのは誰か―特命全権公使・三浦梧楼の登場
3 「王妃事件」第一報の打電者―新納時亮海軍少佐にみる日本海軍の諜報活動
4 陸軍は事件にどう関わったか―楠瀬幸彦陸軍砲兵中佐の足跡を追って
5 告発と隠蔽のはざまで―京城領事・内田定槌が残した事件の真実
6 王妃殺害に加わった「壮士」たち―熊本国権党と王妃事件
7 現場からの逃走―法部顧問・星亨と、写真師・村上天真
終章 狙いは「電信線」の確保だった

著者等紹介

金文子[キムムンジャ]
1951年、兵庫県に生まれる。70年、大阪府立北野高等学校卒。79年、奈良女子大学文学部修士課程修了。79年4月から86年3月まで同大学文学部助手。98年4月から現在に至るまで、同大学事務補佐員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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