内容説明
世界史上初、無差別の戦略的爆撃を始めたのは日本軍だった!被爆体験者の聞き取りなど、6年にも及ぶ重慶爆撃の実態を解明、戦後補償裁判をにないつつ、アフガン・イラク戦争につながる「空からのテロ」の本質を明らかにする。
目次
第1章 重慶爆撃への道
第2章 重慶爆撃の全体像(重慶爆撃の概要;重慶爆撃の特徴;連合国の成立と中国の抗戦)
第3章 中国側からみた重慶爆撃(抗戦首都・重慶;爆撃下の重慶;被害者の被爆体験)
第4章 重慶大爆撃訴訟への道のり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
9
日本軍は、1938年〜43年まで、四川省重慶と近郊都市に無差別爆撃を行った。これは世界初の「戦攻略爆撃」と作戦名に正式に掲げた、意図的、組織的、継続的な空中爆撃であり、200回を超す攻撃により、2万余人の死傷者がでた。ロンドン、ベルリン、東京、広島長崎原爆よりも数年前から、「都市そのもの」を狙って長期にわたり遂行した無差別絨毯爆撃。なのに、いま日本でこの加害行為をほとんどの人が知らない。被害に至る前の加害の歴史を知らなければ。2021/07/24
takao
2
ふむ2024/12/07
Mealla0v0
1
本書は、4つのテーマによって構成されている。1つには空爆という思想がいかにして生まれ育ってきたのか。それはドゥーエに遡り、総力戦における戦争の在り方と符合していたということ。それは重慶においてどのような形で現実したのか、ということが語られる。2つ目には、なぜ重慶を狙ったのかという点だ。天然の要害であり他の地域からの難民がひしめく重慶は、陸からは攻めにくくも空からは格好の的だったと。3つ目には、被害者の視点からいかに苛烈な攻撃だったかを叙述し、4つ目にその被害者達の救済としての裁判について触れている。2017/08/07
hiro
0
重慶爆撃という日本が無差別爆撃を行ったという事実。http://daphnetin.blog.so-net.ne.jp/に詳しい書評を乗せています!2009/12/02