内容説明
現代日本語に起こっている文法変化の実態と背景を鋭く描く。言語学の基本書『世界の言語と日本語』の著者による30年ぶりの日本語新刊!
目次
第1章 ラレル受動文(第1部):その使用の実態
第2章 ラレル受動文(第2部):なぜ、ラレル受動文を使うか?
第3章 ラレル受動文(第3部):文法の変化
第4章 テアル受動文
第5章 サセル文:使役文(第1部):作り方と意味
第6章 サセル文:使役文(第2部):変化
第7章 「楽しむ」:意味の変化の例
第8章 本書のまとめ
著者等紹介
角田太作[ツノダタサク]
1946年群馬県生まれ。東京大学文学部卒業。Monash University大学院修士課程卒業(MA取得)、同博士課程卒業(PhD取得)。言語学専攻。主な研究分野は(1)オーストラリア原住民語学、(2)言語類型論、(3)言語消滅危機と言語再活性化。Griffith University、名古屋大学、筑波大学、東京大学、国立国語研究所を経て、国立国語研究所名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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ラレル受動文ーその使用の実態: 受動文とは何か? ラレル受動文の使用頻度上昇と使用範囲拡大 滑稽 意味が不自然 誤解を招く 文の流れ 締まりの無い文 無責任 他人事 ラレル受動文ーなぜ、ラレル受動文を使うか?: 無標と有標 規則性はあるか 客観的か・おしゃれか・飾り ラレル受動文ー文法の変化: 主語「が」欲しい? テアル受動文: テアル文も受動文 テアル受動文とラレル受動文の役割分担 サセル文:使役文ー作り方と意味 サセル文:使役文ー変化 「楽しむ」ー意味の変化の例: 日本語:動詞、形容詞と人称について2021/11/09