目次
『火はその風を広げる―風はその泉を広げる』より(最初の黙想;言葉の起源、土の芽吹き ほか)
『沈黙の光のなかの無垢の驚き―ハスの沈黙、バラの光』より(新しい思い出;愛、渇望の深さ ほか)
『不足に「はい」と、オレンジに、パンのサフランに「はい」と伝えるために―絶対的なものに傾くパンの肌』より(創世記第一章;人間、世界の住み処だった人間よ ほか)
『美の痛み』より(軽さはどこにあるのか;風もなく ほか)
著者等紹介
ラッセル,サラ・プジョル[ラッセル,サラプジョル] [Russell,Sara Pujol]
1958年、スペイン、バルセロナ生まれの詩人。ロヴィラ・イ・ヴィルジリ大学(タラゴナ)文学部教授。『満月の不安』(1980)でカタルーニャの重要な文学賞、レクイ賞を受けた。作品はフランス語、イタリア語、リトアニア語、ポルトガル語、英語、中国語などの複数の言語に翻訳されている
サンチョ,イバン・ディアス[サンチョ,イバンディアス] [Sancho,I´van D´iaz]
1979年、スペイン、タラゴナ生まれ。詩人、日本文学研究者、音楽家。関西大学でスペイン語の教鞭を執るほか、京都大学や同志社大学では比較文化の科目を担当。寺山修司の演劇など、日本の近現代文学をテーマに論考を執筆する傍ら、芥川龍之介『羅生門』や泉鏡花『草迷宮』をスペイン語に翻訳、高評を得ている。詩集や近未来小説の作者でもある。日本の短編小説のアンソロジーの編纂・翻訳にも携わる
鼓宗[ツズミシュウ]
1965年、神戸市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、神戸市外国語大学大学院イスパニア語専攻修士課程修了。現在、関西大学外国語学部教授。スペイン・ラテンアメリカ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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