目次
序説:言語接触研究の過去・現在・未来―文化交渉学の視点から
近代漢字訳語の研究について:中国語からの視点
ロプシャイト英華字典と英和対訳袖珍辞書
意訳地名「牛津」「剣橋」の発生と消長
近代訳語「恋愛」の成立とその意味の普及
七曜日における伝統から近代への軌跡
「難民」とフィルモア大統領国書の翻訳
近代韓国語における外来の新語新概念の導入について―『漢城旬報』・『漢城周報』の場合
「世界史地」と「国際法」知識及び近代東アジア「地理想像」の生産、流通と変容:思考と展望
漢訳聖書における音訳語の継承と創造
西洋料理と近代中国語―『造洋飯書』(1866)を例に
『唐話纂要』の不均質性―語彙の多様性についての再試論
語構成パターンの日中対照とその記述方法
日中二字法律用語の語構成特徴にみえる影響関係
現代中国語にどれくらいの日本借用語があるのか
国字(日本製漢字)と誤認されてきた唐代の漢字―佚存文字に関する考察
著者等紹介
沈国威[シンコクイ]
関西大学外国語学部、外国語教育研究科教授、東西学術研究所研究員。博士(文学)、博士(文化交渉学)。専攻は外国語教育学、日中語彙対照研究
内田慶市[ウチダケイイチ]
関西大学外国語学部、東アジア文化研究科教授、東西学術研究所研究員。博士(文学)、博士(文化交渉学)。専攻は中国語学、文化交渉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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