関西大学東西学術研究所研究叢刊
ソグド人の東方活動と東ユーラシア世界の歴史的展開

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  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784873544922
  • NDC分類 222.8
  • Cコード C3022

目次

第1章 北中国東部におけるソグド人の活動と聚落の形成
第2章 安史の乱前の河北における北アジア・東北アジア系諸族の分布と安史軍の淵源
第3章 7~8世紀の北アジア世界と安史の乱
第4章 ソグド系突厥の東遷と河朔三鎮の動静
第5章 河東における沙陀の興起とソグド系突厥
第6章 北中国における吐谷渾とソグド系突厥―河北省定州市博物館所蔵の宋代石函の紹介と考察

著者等紹介

森部豊[モリベユタカ]
1967年8月愛知県岡崎市に生まれる。1991年3月愛知大学文学部卒業。2000年3月筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。この間、中国・南開大学中文系(1989年9月~1990年7月)、北京大学歴史系(1994年9月~1996年7月)へ留学。北京大学で栄新江教授に師事。2001年4月筑波大学歴史・人類学系技官。2005年4月関西大学へ着任。現在、関西大学文学部准教授。博士(文学)(筑波大学)。専攻は7~10世紀の東ユーラシア史、東西文化交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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韓信

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唐代ソグド研究の第一線に立つ著者による初の単著。8~10世紀の北中国で生じた安史の乱、河朔三鎮の割拠、沙陀の興起という、従来は中国の内的問題として見られていた歴史事象をユーラシア東部における諸民族の移動・興亡という巨視的な視点から読み直し、そこにソグド人がいかに関わっていたかを追究する意欲的論考。安史の乱以前の河北におけるソグド人の分布を探り、安禄山登場以前から范陽節度使下での北族部落の統制を明らかにし、そこに東突厥の崩壊により内附してきた遺民等を統合した蕃漢混成軍としての安史軍の成立過程解明はスリリング2017/01/05

可兒

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講義の参考に2010/09/23

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