えほんをいっしょに。 うそつきとどろぼうとせいぎのみかた

板橋 雅弘【文】/竹内 通雅【絵】

ＷＡＶＥ出版（2014/09発売）

• サイズ A4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 27cm
• 商品コード 9784872909135
• NDC分類 E
• Cコード C8793

出版社内容情報

ともだちを　まもるため　ボクは　いっしょうけんめい　ウソをつく！
「本当のやさしさ」を子どもと一緒に考えるための絵本

主人公の「ぼく」は、小学生の男の子。ある日、ママに隠れてこっそりケーキを食べ、怒られてしまいます。学校に行くと、お金持ち＆いじめっ子の小金沢さんが、海外旅行に行ったと自慢しています。そして、いつも暗くて大人しい「おにやまさん」を指差して、「どうせどこにも行かなかったんでしょ！」と馬鹿にします。「おにやまさん」は旅行に行ったのに、信じてもらえません。馬鹿にされている「おにやまさん」を見て、「ぼく」は友達を守るため、ママに「ダメ！」と言われていたウソをついてしまいます。そして……。

【著者紹介】
板橋雅弘（いたばし・まさひろ）
東京都出身。中央大学法学部卒。累計2000万部を売り上げたラブコメ漫画「BOYS BE...」の原作を手がけたほか、著書多数。児童書の作品に「ウラナリ」シリーズ（講談社）、絵本の作品に「パパのしごとはわるものです」、「パパはわるものチャンピオン」〈吉田 尚令・絵〉（岩崎書店）などがある。

竹内通雅（たけうち・つうが）
長野県生まれ。創形美術学校版画科卒。1986年「ザ・チョイス年度賞」大賞受賞。『どんどん しっぽ』(あかね書房)、『ぶきゃぶきゃぶー』(文・内田麟太郎、講談社)、『きみのともだち』(岩崎書店)、『イチロくん』(ポプラ社)などがある。

内容説明

ともだちをまもるためボクはいっしょうけんめいウソをつく！「本当のやさしさ」を、子どもといっしょに考える絵本。

著者等紹介

板橋雅弘［イタバシマサヒロ］
東京都出身。中央大学法学部卒。累計２０００万部を売り上げたラブコメ漫画「ＢＯＹＳ　ＢＥ…」の原作を手がけたほか、著書多数

竹内通雅［タケウチツウガ］
長野県生まれ。創形美術学校版画科卒。１９８６年「ザ・チョイス年度賞」大賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[山田太郎]

なんか聞いた名前だと思ったら、あのうじうじしたラブコメマンガの作者なのかと。最近娘がドロボウになるかもしれんと心配してたのはこれ読んだせいかと納得。

2016/07/18

[ヒラ[e-mail]]

いい嘘と悪い嘘という、設定でしょうか。 口から先に出てしまった言葉でしょうが、心から出た言葉は美しいですね。 それに引き換え弁解というズルい脳から発信される言葉は、わかってしまいます。 こかねざわさんのような子も、おにやまさんのような子も、思い浮かべることができるけど、ぼくのようにはなれなかった自分としては、やっぱりこの子は正義感を持っていたのだと感じます。 お話とは離れるけど、小学校の校門で出迎えてくれるのは、校長先生ですよね。

2022/05/22

[長くつしたのピッピ]

児童クラブにて2年生男子からのリクエスト。表紙を見てあれこれ想像していたが、思っていたのと違っていたようだった。私は、これまでの絵本に登場するお母さん像と違っていて、若くてきれいな今時のママに驚きながら読み進めていた。絵本の世界も変わっているんだな。でも、「子どもに良書を」と言う観点からは、あまり漫画チックなイラストは、個人的には好まない。

2021/12/06

[雨巫女。@新潮部]

《書店》うそをつけば、必ず泥棒にはなりません。(笑) 嘘をついて、人を騙すといけない。しかし、人を護る為のうそは大丈夫です。(笑)

2014/09/25

[ゆぎ🖼️]

競争心が強くて孤立したり正義感で自尊心のつぶれそうな女の子が男の子と取っ組み合いをして感情を出すことでストレスからエスケープでき仲直りできてよかった。SNSの事件とか仲間はずれにされると生きていけなくなるような現代の脆さに気付いた。

2020/07/09