出版社内容情報
浴衣が街を彩る夏、京都発の大人気ブランドによる、「和」をもっと自由に楽しむためのおしゃれ手ほどき帖。
【著者紹介】
「新しい日本文化の創造」をコンセプトに、オリジナルテキスタイルをつくり、衣服や生活雑貨などを展開するブランド。ほぼすべてのデザインは、北欧のアイコン「マリメッコ」の日本人初のデザイナー・脇阪克二によるもの。主な著書に『SOU・SOUの名物裂 -テキスタイルデザイン手帖』(パイインターナショナル)『京都のテキスタイルブランド SOU・SOU』(宝島ムック)など多数。
内容説明
京都発。「新・和装」のジャンルを創り出し、幅広い世代に人気の「SOU・SOU(そうそう)」による、あたらしい日本のおしゃれ、提案書。伝統的な和の「かたち」「色柄」「装い方」を、SOU・SOU流の解釈を織り混ぜつつ、「い・ろ・は」の44音に分けて紹介します。和のものを日常で自由に楽しむためのアイデアがいっぱい。
目次
伊勢木綿
絽
羽織
博多帯
袴
二部式
頬被り
本藍
兵児帯
共布遊び〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
50
SOU・SOUって知らなかったけどすごい。今度京都に行った時は、ぜひ訪ねてみたい。京都ならこの突拍子もない組み合わせもしっくりとくるのかも?と思わせる。絣や木綿、麻に妙に惹かれるお年頃になったのか。伊勢木綿、松阪木綿も紹介してくれていて嬉しいが、松阪木綿ですからね。SOU・SOUの草履が欲しい。2017/01/24
どあら
15
図書館で借りて読了。素敵な物も、!?という物も紹介されていました。私は、「野点」が好きです。外で風を感じて戴くお抹茶の美味しいこと!!2017/02/03
G-dark
14
懐かしさと新しさをミックスし、ポップな色・柄の和服や和小物などを作っているSOU・SOU。この本には、和装の伝統的な用語と、SOU・SOUから誕生した新語とデザインをコラボした作品が載っています。弥生時代の日本人が着ていたとされる「貫頭衣」を現代風にアレンジした「四角衣」と「長方形衣」、洋装にも合わせられる色・柄の足袋など、見ているだけで楽しくなります。P76〜77掲載の「裏勝り」が特に素敵!羽織の裏にちらりと見える色鮮やかな絵柄が目を引きます。脱いだ時に初めて見える美しさ、という演出がお洒落。2018/09/14
橘
6
いろは歌の順番で紹介された、和装の伝統的な用語集。見開きの半分はカラー写真という贅沢な作りで、和装に纏わる言葉とSOUSOU発信の新語がわかる。一見するとSOUSOUのカタログのようで実際にそうだが、嫌味なく読めてどこか懐かしい。2020/12/17
めぐみこ
4
洋服と同じように動け自転車にすら乗れる、和テイストの服たちを、いろはうたで紹介。たもとのある袖、V字の襟、ゆったりシルエットetc...、SOU・SOUオリジナルのテキスタイルも相まって凄く新鮮だった。斬新すぎて自分が着るにはハードル高いのが玉に瑕だけど、浴衣風ワンピース「ゆかたみたて」や、貫頭衣インスパイアのオーバーブラウス「四角衣」は素敵だった。風通り良さそうで涼しげで、夏のお出かけ着に欲しい。幼児用の被布風ポンチョも可愛かった。2021/06/02