正しい家計管理

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872906721
  • NDC分類 591.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

経営のプロの「家計術」を家庭に用いる。
貯金と節約を採取的にしない。自動的に収支が黒字になるパターンをつくり、「み得る化」する。

【目次】

はじめに

【第1章】家計管理の目的

・「正しくない」家計管理
・家族が求める「価値」を定義する
・生涯で稼げるお金には限りがある
・だから「予算」は難しい
・どんぶり勘定は恐ろしい
・会社経営の会計を家計管理のお手本にする
・純資産を増やす
・家計簿の意味
・預金は「管理不能支出」に入れる
・クレジットカードの考え方
・ダブルインカム家計は「一元化」が成功のカギ
・自分の頭で考え、試行錯誤し、「黒字システム」を作る


【第2章】家計の実態を把握する

・家計の真実を把握する
・ノートを2冊用意する
・ノートは手書き
・毎月必ず「現状把握」
・プラスの財産・マイナスの財産を書き出す
・財産目録でわかること
・口座と預金を整理しておく
・昨年の年間収支実績表を作成する
・昨年の収支実績表が作成できなかった人へ
・大きな支出を把握する
・1年間の予測可能な特別支出を算出する
・短期的に家計を考えるためのデータ


【第3章】予算を立てる

・収入予算が大切
・「未来」を現金収支で表現するのが予算編成
・予算は1年単位で考える
・1年間の「収入予算」を立てる
・強制預金額を決める
・ボーナスの支出予算を組む
・管理不能支出を書き入れる
・管理が苦手な人は、光熱費などを「固定化」する
・行動計画を費目で表現
・「あとから知りたい支出」を費目化
・費目の数は5つ以内
・「特別支出」も記入
・不確実性を予算に織り込む
・お小遣いの考え方
・現段階では予算オーバー可
・使えるお金が少なすぎるときの考え方


【第4章】管理不能支出を深く見直す

・支出の性格
・削るべきは「管理可能支出」より「管理不能支出」
・「減らす」より「やめる」
・腹をくくらなければできない
・価値感のメガネをかけ替える
・ゼロベース予算はワンポケット
・固定支出を気軽に増やさない
・成果を出すには、取捨選択が必要
・住宅ローンの考え方
・ほかにやめられるものはないか
・出したい成果が見つかるまでお金を使わない


【第5章】管理の手順

・3つの原則をもう一度確認
・予算を確定させる
・「予算・収支ノート」に年次・月次の予算&収支表を作成する
・現金とノートは必ず1対1に
・銀行口座を2つ開設
・家計は2つの口座で管理する
・口座を分けるメリット
・支払専用口座を総合口座にする意味
・財布は2つ用意する
・管理の手順
・封筒を使って上限管理
・月初めにやるべきこと
・締日にやるべきこと
・管理のしかたをルール化
・クレジットカード2つの管理方法
・予算オーバーのときだけ支出を細かく書き出す
・余ったお金の管理
・複合費という考え方
・個人のお小遣いは総合口座で管理する
・預金口座の考え方
・使えないしかけを作る
・完璧を目指さない
・予算は半年に一度見直す
・価値観とお金の使い方のズレを見直す
・年間予算表に「実績」を書き入れ予算が達成できたか確かめる


【第6章】中・長期の家計管理

・中期・長期のプランを立てる
・人生の北極星を持つ
・「予算・収支ノート」に10年間の支出予測表を作成する
・10年間の支出予測表の使い方
・「いつ貯めるか」を考える
・強制預金額を再考する
・「財産目録ノート」に10年後と定年後の財産目録を作ってみる
・「現在」「10年後」「定年後」の財産目録に整合性を持たせる
・生涯のマネー・プランをどう考えるか


【第7章】おさらい~価値と幸福とお金の関係

・収入の多さではなく、1時間あたりの満足度が幸福度を決める
・自分と家族の幸福度を追求する
・お金ではなく、価値を追う
・人生のピークは60歳


あとがき


◆付録「正しい家計管理」体験記

【著者紹介】
林 總(はやし・あつむ)

公認会計士、税理士、大学院教員(管理会計)。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。現在、経営コンサルティング、会計システムの設計・導入指導、講演活動を行っている。
ベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』(ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話をしよう』(中経出版)ほか著書多数。
家計も会社経営も目的は同じで、「お金」はそれに振り回されるのではなく、「満足度の高い人生」を送るために使うべきだと説く。目から鱗のアイデアとアドバイスが好評。

内容説明

家計簿は必要ない。黒字システムを作るだけ。これまでの家計管理、市販の家計簿に挫折したすべての人へ。家計の経営は一生の仕事です。絶対に倒産は許されません。お金のことを気にせず暮らすための、「正しいしくみ」作り。

目次

第1章 家計管理の目的
第2章 家計の実態を把握する
第3章 予算を立てる
第4章 管理不能支出を深く見直す
第5章 管理の手順
第6章 中・長期の家計管理
第7章 おさらい―価値と幸福とお金の関係

著者等紹介

林總[ハヤシアツム]
公認会計士、税理士、大学院教員(管理会計)。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。現在、経営コンサルティング、会計システムの設計・導入指導、講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

47
管理会計のベストセラー「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」の林總さんの家計管理に関する本。家計も企業と同じ、否決して破綻できない分より厳しい管理が求められる。貯蓄が最終目的ではなく、家族の幸せこそが目的。と家計の本にしては精神論…?と思ったけれど、手法はきわめて実践的。過去1年の収支実績を洗い出す、財産目録を作る。収支予算を立てる。節約ではなく不要な支出をやめる。入金専用口座と支払専用口座の2つに分ける。費目の分け方は自分の家庭の価値観に合わせて見直していく。10年間の支出予測を立てる。(続)2015/08/07

ヒデミン@もも

46
なかなかこれだけきっちりとしている家計管理の本には出会えない。私もこの10年ぐらい二冊の大学ノートを家計簿に使用していて、参考になればと思っていたが、この方すごい。予算を立てるのはすごく苦手。でも家計簿を見直してみると、大きな出費があったときは、他の項目が自然と減っていて、なんとかなるものだと自分で感心していたのだけど。。。2016/06/26

ハッピースマイル

43
新生活に向けて。私は今までもちろんどんぶり勘定(汗)。市販の家計簿は費目が自分に合わなくて…。いや、家計簿の続かない言い訳ですけどね(笑)。これに従って一度やってみたい気持ちになりました。家族で話し合って、いっぺんには出来そうにないので、焦らず地道に始めてみようと思います。本に線とか引くの嫌いだけど、この本はもう自分の中に内容を落としこみたいと思えたので、赤線いっぱい。付箋もつけました。2015/04/07

さら

39
収入は限られているのだから有効に使いましょう、ということ。単に節約するということではなく、その家庭で価値のあるもの、優先順位の高いものから予算を割り振っていくという考え方は納得です。何にお金を使うかは各家庭によって違うけれど、純資産を増やしていくように管理すべきだということです。お金は出ていく一方で困りますね^^; 2016/02/14

かまど

38
『家計の黒字システム化を目指す』 家計を見直し、且つ、収支を黒字化したいという方(誰でもそうだと思いますが)におすすめの一冊です。 著者は、企業と家庭は「存続」を目的としているという点で同じであるとしています。その上で、家庭の存続は、企業の会計と同様に、家計にかかっているという観点から、「純資産を1円でも多く増やす」「家族に価値あるサービスを提供する」「中長期計画を立てる」を柱に、家計見直しのノウハウを説明しています。 (続く)2014/09/29

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