社長は少しバカがいい。―乱世を生き抜くリーダーの鉄則

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社長は少しバカがいい。―乱世を生き抜くリーダーの鉄則

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872906004
  • NDC分類 570.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

・稀代の名物社長、待望の著者デビュー!
・「脱臭炭」「米唐番」などシェアトップ商品を続々開発!
など20項目。

・稀代の名物社長、待望の著者デビュー!
・「脱臭炭」「米唐番」などシェアトップ商品を続々開発!
・ユニークなCMの力もあり「消臭力」を120億円ブランドに!
・商品ヒットと劇的リストラで株価360円→2380円にV字回復!
・P&G、ジョンソンなどグローバル企業を相手にイノベーションを武器に戦う!
・恐るべき実績に裏付けられた究極のリーダー論
「社長は社長をやれ!」
「理論家で成功したヤツはいない。ドシッとした腹をつくれ!」
「社員に慕われるより怖れられろ。ただし、憎まれるな!」
「反省はするな。悩むよりホラを吹け。ホラからイノベーションは生まれる!」
など20項目。

【著者紹介】
1935年(昭和10年)、東京で日用品の卸をしていた鈴木千蔵の四男として生まれる。戦争にかり出された兄たちにかわり、小学生のころから家業を手伝う。東京大空襲で店を焼かれ、焼け野原のなか父のゼロからの再出発も支えた。
東京都立新宿高等学校を経て、1959年一橋大学商学部を卒業。すでに、父と長兄がエステー化学(現エステー)を設立していたが、「兄貴にこき使われてはかなわない」と日本生命に入社。40代で法人営業部門を立ち上げ、年間契約高2兆円を超える「トップ営業マン」として活躍した。
1985年にエステーに出向。企画部長や営業本部首都圏営業統括部長などを経て、1998年に社長に就任。バブル期に膨らんだ「負の遺産」を大リストラするとともに、新商品開発を年間1点に限定。失敗の許されない状況で、全社の反対を押し切って発売した「消臭ポット」を大ヒットさせる。その後、「消臭力」「脱臭炭」などヒットを連発。生活雑貨業界にイノベーションを起こすとともに、社員数500人の「世界のニッチトップ企業」として、P&Gをはじめとするグローバル企業と戦う企業へと成長させた。
2005年には創業以来最高の純利益18億円を達成、売上高も社長就任時から20%増やした。07年に社長を退任し会長に就任するも、リーマン・ショック後の危機を打開するため09年に社長に復帰、現在に至る。徹底したお客様志向の商品開発、CM等の企業コミュニケーションなど、イノベーティブな企業経営が注目を集めている。
週末に軽井沢にある別荘の近くでスポーツバイクに乗って汗を流すのが息抜き。座右の銘は「運と勘と度胸」。座右の書はマキャベリの『君主論』。

内容説明

戦後の焼け野原から、バブル崩壊、デフレ、東日本大震災まで。数々の危機を潜り抜けた「名物社長」の教え。

目次

第1章 社長は社長をやれ。(社長は、高く「旗」を掲げろ。;社長はバカになって、「本気」を伝えろ。 ほか)
第2章 社長はカッコつけるな。(社長は、奇麗事を言うな。;暴走できるくらいの権力をもて。 ほか)
第3章 社長は「人間」を知り尽くせ。(社長は「常識」をひっくり返せ。;社長は「営業のプロ」であれ。 ほか)
第4章 社長は心意気をもて。(バカでなくて大将が務まるか。;社長は群れるな、逆を行け。 ほか)

著者等紹介

鈴木喬[スズキタカシ]
1935年(昭和10年)、東京生まれ。小学生のころから家業を手伝う。1959年一橋大学商学部を卒業。父と兄がエステー化学工業(株)(現エステー)を設立していたが、日本生命に入社。年間契約高1兆円以上のトップセールスマンとして活躍した。1985年、エステーに出向。1998年に社長に就任する。バブル期に膨らんだ「負の遺産」を大リストラするとともに、新商品開発を年間1点に限定。失敗の許されない状況で、全社の反対を押し切って発売した「消臭ポット」を大ヒットさせる。その後、「消臭力」「脱臭炭」「米唐番」などヒットを連発。2005年3月期には創業以来最高の純利益18億円を達成、売上高も社長就任時から20%増やした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

28
感性と胆力。著者の日頃の言動とは裏腹に、Financial/Risk mgmtなどの基本を大切に、”堅実”な変革。「社員に考えさせること」が、著者の人財育成戦略に感じる。印象に残ったのが、実は著者の父親。初めての商品が”地図”。なるほど~。「赤毛のアン」がお気に入りの理由は同感。企業の社会性が社員にも根付く。蛇足だが、”沖仲仕”。知りませんでした・・・。(汗)2013/08/13

Kawai Hideki

25
バブル崩壊後、味方ゼロの状況から役員会を掌握し、大胆な手法で苦境を脱出、再建した鈴木社長の経営哲学。自分の意に添わない役員に、「家に帰って何年か寝とれ」と肩をたたいたり、愛読書は「韓非子」「君主論」で「論語は偽善的」と切って捨たりと、体育会系武闘派なお方。一方で「赤毛のアン」が好きでミュージカル公演を止めなかったり、東日本大震災の際に皆を勇気づけるためのCMを急遽流したりという、暖かい「仁」もお持ちだ。また「バカがいい」と言いつつ、江戸の纏や様々な戦記や歴史に精通しておられ、たとえ話がとても面白かった。2013/12/15

かんちゃん

18
泣けました!福島在住の私にとって、震災後、福島工場撤退との部下からの進言を無視して、存続させた行は泣けた。マスコミに登場した時の、ヘンなオジさんとの印象が吹き飛びました。久しぶりに良いビジネス本を読ませていただきました。『働き一両、考え五両、見切り千両、無欲萬両』や『やることやり切って、後はなるようになるさとグッスリねむり、失敗しても笑って次の挑戦に全力でぶつかる』などなど、アラフォービジネスマンの私には金言がたくさんありました。鈴木社長、ありがとうございました。2015/02/07

Koki Miyachi

18
消臭力などでお馴染みのエステーの社長、鈴木喬の経営哲学、社長学の要諦を語る。社長は社長をやれ/社長はカッコつけるな/社長は「人間」を知り尽くせ/社長は心意気を持て。。。その先に見えるのは、自らの頭で考え、判断して、熱意を持って周囲に伝え、会社を牽引するリーダーシップが必要だというシンプルな考え方。それと、平易で素朴な語り口から、全体を通してガンガン伝わってくる鈴木会長の人間としての魅力。これには圧倒された。単に理屈だけではなく、総合的な能力と魅力を持つ人が優れた社長なのだ。2014/01/07

Mik.Vicky

17
鈴木氏の自分を信じてリーダーシップを取る姿、感服する。終戦直後の混乱を生き抜き、困難を乗り越えてきた自信に裏打ちされているのだろう。 私も小さいチームの長だが、なんとなく似ているような点も多少はあった。その点は自身を持って邁進しようと思った。ふと、鈴木氏が総理大臣になっておもいっきり手腕を振るったら日本はどのような国になるのだろうと思った。2015/05/12

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