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出版社内容情報
本書は、「いまある自分の気持ちを認め→悲しみで凍った心を簡単なワークによって解放→いま、自分が生かされている意味を知る」という、トラウマケアの手法を、ゆっくりと進めていくものです。
内容説明
「今、この瞬間を、こころを込めて生きること」―私たち無力な人間に確実にできるのは、ただ、このことだけ。つらくて悲しくて心が押しつぶされそうになったとき、スーッと気持ちが軽くなるワークを心理カウンセラーが緊急書き下ろし。
目次
第1章 悲しみを分かち合う
第2章 簡単な気づきのワーク
第3章 未来からの問いかけ
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
1963年福岡県生まれ。明治大学文学部教授。日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会理事。教育学博士。臨床心理士として多くの現代人の悩み、苦しみ、悲しみに20数年間寄り添い続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せっかちーぬ
6
先日、諸富先生のお話を聞く機会があった。先生からご紹介受けたのは多分この本。図書館で借りてみた。東日本大震災の直後に一気にお書きになったとのこと。これまでの先生の本とは違うけれど、誰にでも伝わるように書いていることが分かった。すぐ読めるけれど、辛い思いを手放すワークや、先生の辛い体験への想いなども。先生と今話しているような。そばに感じられるような、そんな一冊だった。2019/05/01
スノーシェルター
4
良い本なのだろう。素直に受け取れない自分がいる。悲しすぎるから逃げてしまいたい。私はなぜ生かされているのかな。こんな自分を待っている人なんているのかな。このままで良いのかな。まだ飲みこんでしまう。まだまだだなぁ。2012/10/29
せ~や
2
読んですぐに衝動的に日記を書きたくなるぐらい、自分にとっていろんな想いを与えてくれた本。「言っていいんだ。こんな自分でもいいんだ。」って思えた本。1人で抱え込んでいる人、言いたいけど言っちゃいけないと何かを抑えつけてる人、よければ読んでみて下さい。出来れば1人になって、ゆっくりと時間をかけて、自分自身が一番安心できる場所で2012/06/25
ぴろみこ
1
すぐに読めます。 悲しみを抱えた人には、きっと心に届く一文が見つかると思います。2018/08/10
そらいろ
0
【図書館】著者の話を直接聞いているような文体書かれた、3章からなる悲しみなどつらい感情との付き合い方。1章は感情を言葉にする(話す)ことと受け止める(聞く)こと、つまりは分かち合うことの大切さ。2章は感情が襲ってきたときのワーク。3章では悲しみには意味があること、悲しみを忘れることが解決ではないことを教えてくれます。表題はエリザベス・キュープラー・ロスの言葉より。3.11で心に大きな傷を負った人、それ以外の悲しみを抱く人に、乾いた大地が水で潤うような、優しい言葉と静かな感情を与えてくれます。2012/01/30