内容説明
死刑執行後に、真犯人が判明―。冤罪の恐怖に耐えることができるか?「良心的裁判員拒否」は憲法上の権利。
目次
第1章 あなたは死刑判決に耐えられるか?(「死刑」という苛酷な判断;裁判員はこうして選ばれる ほか)
第2章 「冤罪」を生み出すカラクリ(裁判員制度で「冤罪」は減るのか?;なぜ日本では冤罪が多く生まれるのか? ほか)
第3章 人権としての「裁判員拒否」(嫌われる裁判員制度;選任段階で拒否する方法 ほか)
第4章 裁判員制度、隠された本当の狙い(裁判員制度は「市民参加制度」なのか?;裁判員制度の真の狙い ほか)
第5章 裁判に市民が参加する意義(治安の維持と、市民の権利はいかにして守るか?;裁判官は法を、市民は事実を決める ほか)
著者等紹介
伊佐千尋[イサチヒロ]
1929年東京生まれ。78年、処女作『逆転』で第9回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。82年「陪審裁判を考える会」、05年「裁判員制度・刑事訴訟法改悪に反対、陪審裁判を実現する会」を発足
生田暉雄[イクタテルオ]
1970年裁判官任官。87年大阪高等裁判所判事。92年退官、弁護士登録。裁判は主権実現の手段であるとの考えのもとに、教科書裁判に関与。高知白バイ再審事件に取組中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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