談合破り!―役人支配と決別、命がけの攻防記

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872903072
  • NDC分類 510.91
  • Cコード C0036

内容説明

この国は何故、談合をやめられないのか―。その「悪しき慣習」に、ひとり岐阜から挑んだ男がいる。公共工事という、税金でまかなわれる事業に平然とまかりとおる談合。役所と建設業者の根深い主従関係は覆せるのか、そして発注・受注システムの変革は果たして成しえるのか!?「“談合破り”は3年冷や飯食え!」が暗黙の掟の中、本書は、行政への強い批判をしながらも、請負人の立場から冷静かつ克明にその一部始終を記録した、秀逸なドキュメントである。

目次

第1章 談合の罠(排他的な条件;「掟破り」の競争へ)
第2章 請負人の葛藤(下請発注をめぐる包囲網;“もの言う請負人”であるために)
第3章 不毛なる闘争(設計改善は非常識か;権限行使の是非を問う;覆い隠される問題の本質)
第4章 役人の欺瞞(黒塗りにされた設計単価;役所論理の“決まりごと”)
第5章 癒着構造との決別(求められる入札参加制限の撤廃;“対等な立場”で協議する)

著者等紹介

桑原耕司[クワバラコウジ]
1941年山梨県生まれ。60年に清水建設(株)入社。88年に退社後、最後の赴任地であった岐阜県岐阜市に(株)希望社を設立、代表取締役社長に就任する。一級建築士・建築設備士・特殊建築物調査資格者。2003年から長野県公共工事入札等検討委員会委員。「談合しない!」をビジョンとして掲げ、公共事業改革に強い信念を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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