内容説明
アインシュタインの相対性理論はイメージとして現れた。光と並んで走るイメージ、いすから落ちるイメージ。そして宇宙の謎を統一する未完の試み、統一場理論。アインシュタインのイメージを軸に、現代理論物理学の権威ミチオ・カクがその生涯と業績を分かりやすく解説する。
目次
はじめに 新たなるアインシュタイン
第1部 第一のイメージ―光と競う(ニュートン物理学を超えて;落ちこぼれの天才;特殊相対性理論と「奇跡の年」)
第2部 第二のイメージ―ひずむ時空(一般相対性理論と最良の考え;第二のコペルニクス;ビッグバンとブラックホール)
第3部 未完のイメージ―統一場理論(統一場理論と量子論へのチャレンジ;戦争と平和とE=mc2;アインシュタインの遺産)
著者等紹介
カク,ミチオ[カク,ミチオ][Kaku,Michio]
ニューヨーク市立大学理論物理学教授。1947年アメリカ生まれ。ハーバード大学卒業後、カリフォルニア大学バークレー校で博士号取得。現代理論物理学の権威。全米に放送されているラジオ科学番組「Explorations」の司会も務める
菊池誠[キクチマコト]
大阪大学サイバーメディアセンター大規模計算科学部門教授。同大学院理学研究科物理学専攻、大学院生命機能研究科を兼任。東北大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了後、大阪大学理学部助教授などを経て現職。学際計算統計物理学を専門とする一方、ニセ科学批判も展開
槇原凛[マキハラリン]
翻訳者。学習院大学文学部卒業。国際関係学研究所勤務を経て現職。「ポピュラーサイエンス日本版」「ナショナルジオグラフィック」「日経サイエンス」誌などで翻訳および翻訳協力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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