グレート・ディスカバリーズ
マリー・キュリー―フラスコの中の闇と光

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872902891
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

内容説明

科学者としてのキャリアと家庭の間で悩み、研究を続けるための予算獲得に苦心し、男性中心の科学界で奮闘するマリー…。「キュリー夫人」という神話に隠された、真のマリー・キュリー像が浮かび上がる。

目次

マリーを育てたもの
どんなときも胸を張って
パリのポーランド人
ピエール・キュリー
すばらしい偶然
前人未到のテーマ
トップランナーたち
美しい色
エネルギーの源を求めて
「彼に合う助ける者を造ろう」と神は言われた
人生の災難
幸せな生活
魂の変容
呼び覚まされない生命力
目に見えないものの化学
名誉と恥辱
手ごわい女性
全力を尽くして
作られた神話
次の世代へ
マリーの遺産

著者等紹介

ゴールドスミス,バーバラ[ゴールドスミス,バーバラ][Goldsmith,Barbara]
作家。いくつもの文学賞を受賞し、アメリカ芸術科学アカデミーのメンバーや、アメリカ史の中の女性を評価するための大統領諮問委員にも選ばれている。ニューヨーク在住

小川真理子[オガワマリコ]
東京工芸大学芸術学部教授。工学博士。東京大学工学部原子力工学科卒業後、パリ南大学オルセー校に留学。東京大学工系大学院修士課程修了

竹内喜[タケウチヨシ]
翻訳家。高知大学教育学部卒業。国語教師を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sankichineko

16
「キュリー夫人」と習った人が多いのではないかと思う。フェミニストではない私にも違和感があった。彼女が生きた時代は、まだ女性の地位は低かった。その時代、ポーランドに生まれ、母や夫を失い、うつ病を繰り返し患い、よくあれほどの業績を残したと思う。今更「リケジョ」なんて馬鹿馬鹿しくなる。意外だったのは、死後初めて伝記を書いたのが、同じ科学者でお気に入りの長女ではなく、次女だったこと。長女はマリーの死後も研究を通して母とつながっていたが、次女は伝記を書くことで母と初めてつながったのかもしれない。2015/04/17

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