まほちゃんの家

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872902846
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

初めてのデート、塾通い、島尾家の十二ヵ月、祖父・島尾敏雄、父と母、亀のぴよことアヒルのガーコ、叔母のマヤさん、バイト、教育方針…。忘れがたい風景を綴った胸にせまる随筆集。

目次

マヤさんのこと
まほちゃんの家
母との思い出
あの頃いた人
子どものわたし
父との父子家庭
引っ越しとやけど
かごしま御茶ノ水
さようなら、ぴよこ!〔ほか〕

著者等紹介

しまおまほ[シマオマホ]
1978年10月東京・御茶ノ水に生まれる。多摩美術大学二部芸術学科卒業。1997年、『女子高生ゴリコ』でデビュー。ファッション誌やカルチャー誌に漫画やエッセイを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

27
しまおまほさんは同世代。私服の高校なのに、友達グループで同じ制服にするのが暗黙の了解…。ルーズソックス、アムラー、流行。それに乗れず毎日ジャージのまほさん。私もそんな高校で生き抜くのは怖いよー!私も結局ルーズソックス結局はかなかった(笑)イメージとしてもっともっと型破りで変わり者な気がしてたけど、静かな語り口、家族や友達への優しい目線。ゴリコ的な女の子というより、こういう人だったんや〜。それにしても子供時代の写真は顔立ちといい髪型といい楳図かずおのまことちゃんにソックリ!2015/05/28

アコ

14
先月読んだ『家族って』と同じく幼少期や学生時代の何気ない日常の回想を綴ったエッセイ集。2007年刊。/『家族って』と重複する内容もある。が、こちらは終始丁寧語で綴られているし、ユーモア要素は少なめ。ページの合間にある写真がとてもよかった。※父母ともに写真家2023/03/20

seeds

10
鬱屈した高校生活、一人きりの昼休みの時間、仲良しグループは互いに揃いの制服を着るなか、ジャージーと短パンを選ぶ潔よさ。幼少期の記憶、マヤさんと母方祖母の死、実両親の前では貝になる父・伸三のギャップ、飼っていたカメやアヒルの思い出、初めてのバイトやデートなどひとつひとつの記憶がしっかりと残されていた。 個性が軸にきちんとあり、人と違うことをおそれない、自由を愛しつつたまに寂しがり屋な著者。彼女からでてくる文章には懐かしさとほのかな優しさに加え少し悩ましさがあって読んでいて心地よかった。写真も非常に良い。 2023/06/25

sawa

9
★★★★☆ しまおまほ。スチャダラパーと時折仕事している。「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」のレギュラー。そして何よりも『死の棘』の島尾敏雄の孫娘!!本業のマンガは全然知らないのでイマイチどんな人なのか分からなかったけど、これを読んでますますまほちゃんが好きになった。死の棘一家はこんな風になったのかという野次馬的面白さもあるけど、まほちゃんの素直でのびのびとした文章が素晴らしい。しまおまほにしか書けない文章。他のエッセイもマンガも読んでみたい。(図)2013/05/06

みーちゃん

7
すごく素直に書かれたエッセイ。高校生活の話も、よかった。島尾家だけど、おもったより普通の家で、両方のおばあちゃんに愛されて、いいなと思いました。最後は泣いた。2020/11/08

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