出版社内容情報
上田 直弥[ウエダ ナオヤ]
著・文・その他
目次
第1章 古墳時代竪穴系埋葬施設研究の現状
第2章 立面形態からみた畿内竪穴式石室の地域性
第3章 前期首長墓の系列展開と埋葬施設構造の変遷
第4章 摂津前期古墳の葺石と内部構造
第5章 竪穴式石室の広域普及と地域性
第6章 畿内における粘土槨の展開過程とその画期
第7章 粘土槨の広域展開とその背景
第8章 竪穴系埋葬施設からみたヤマト政権の対地域戦略
第9章 「棺制」の変遷と葬制の変革
第10章 古墳時代の葬制秩序と政治権力
終章 総括と展望
著者等紹介
上田直弥[ウエダナオヤ]
1990年大阪府池田市生まれ。現在、大阪大学埋蔵文化財調査室助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遊動する旧石器人
2
2022年9月30日初版第1刷発行。レンタル。古墳のthe遺構論として、竪穴系埋葬施設の棺と外郭施設を題材に古墳時代の在り方を示した1冊。遺構論は、遺物論と異なり、図版を読み解く力だけではなく、実際に掘ったり見たりした経験がないと掘り下げられない領域であり、阪大の得手から生まれた賜物とも言える。ただし、本書がカバーする地域が西日本以東を中心としており、本書でも若干登場する北部九州が、何故「古墳時代の葬制秩序と政治権力」に依存せず独自性が強いのかは、今後の課題でもあり、北部九州側のレスポンスが必要である。2024/04/15
ナオ
0
流し読み。理解できなかった部分もあるが、いずれ役に立つかも。2023/01/18