内容説明
「友情の印」、「無邪気な国民外交」として派遣された、声なき人形使節たち。渋沢栄一、エリザベス女王、溥儀、松平恆雄、ニューヨーク市長、ロシア皇帝、各国の少年赤十字団員―人形に魅了され、期待した人々の思惑とその歴史を繙く。
目次
第1章 人形の近代的役割(教育と人形;貿易と人形と玩具;人形玩具趣味;雛祭り
著者等紹介
タチアナ,ベレジコワ[タチアナ,ベレジコワ] [Tatiana,Berezikova]
1984年ロシアのエカテリンブルク市生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科日本語・日本文化専攻博士後期課程修了。博士(学術)。現在、大阪大学日本語日本文化教育センター特任助教。2018年6月に日本人形玩具学会学会賞、2019年9月に日本語日本文化教育研究会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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