内容説明
モンゴルの進攻によって華北から“中華王朝”が消え去ったとき、“中原の知識層”はいかなる未来を待望したか。乱世の詩人元好問の足跡に、危機に直面した文明の“真実”を追う。
目次
第1章 危機の時代
第2章 出仕の時代
第3章 喪乱詩をめぐって
第4章 元好問と戦後処理
第5章 帰郷と復興
第6章 史伝と挽歌
第7章 空白の国家論
著者等紹介
高橋文治[タカハシブンジ]
1953年佐賀県に生まれる。1976年京都大学文学部卒業、1982年同大学大学院文学研究科博士後期課程退学。追手門学院大学文学部講師、同助教授、同教授を経て、2000~2018年大阪大学大学院文学研究科教授。現在、大阪大学大学院文学研究科名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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