内容説明
公文書を管理する機関「アーカイブズ」と公文書を管理する専門職員「アーキビスト」の仕事がわかるアーカイブズ学事始め。
目次
第1講 アーカイブズ学事始め
第2講 公文書の管理と保存を法律からみると
第3講 公文書管理制度の形成
第4講 地方公文書館の現状と課題
第5講 何を残すべきなのか―熊本県公文書への私のチャレンジと日本への提言
第6講 自治体史編纂から見た公文書保存
第7講 企業アーカイブズ―その歴史と現状、課題
第8講 デジタル時代のアーカイブズとアーキビスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
affistar
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アーカイブズとは文書を保存するところであり、アーキビストは文書の保存を受け持つ人を指す。公文書は保存されないと後世において検証することができない。さらに最終稿だけでなく途中経過が無いと意見の変遷をたどることができない。しかし、専門家がいない、保管場所がないなどさまざまな課題もある。アーカイブズやアーキビストについて、様々な観点からまとめられたものが本書である。大学の先生が書いたかための文章なので読むと退屈しがちだが、興味があるところだけでも読むと面白いと思う。2022/12/16
ベア
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とても分かりやすくて入門書にはピッタリでした。2021/05/09
yanapong
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刊行されたばかりなだけあり、最新の話題にも目配りされていて、かつ日本のアーカイブズとアーキビストに関する入門書としても実例をもって分かりやすく記されている。専門職員の多くが会計年度任用職員である事の問題にも触れてられている。「今」すすめる入門書として、とても良い。2021/04/26