内容説明
漢方が教えてくれた治療に大切ないたわり合い、つながり、気づき。漢方を知らない人にも役立つエピソードが満載!難病を抱えながら競技を続けた元卓球女子日本代表、若宮三紗子さんの挑戦など。
目次
序章 レジリエンスの世界への招待
第1章 効く理由が分かりはじめた漢方(漢方は分かりにくい?;そもそも漢方とは? ほか)
第2章 心と体のレジリエンスのしくみ(レジリエンスとは?;レジリエンスの発見 ほか)
第3章 レジリエンスを利用した漢方治療(レジリエンスを誘導する漢方的診察とは?;そもそも漢方はレジリエンスを重視している ほか)
第4章 レジリエンスを踏まえ、生活を豊かにする(レジリエンスが誘導されるための前提条件とは;前提条件1―信頼関係 ほか)
終章 漢方がみちびく心と体のレジリエンス(治療は医療者と患者の共同作業;答えは間にある ほか)
著者等紹介
萩原圭祐[ハギハラケイスケ]
大阪大学大学院医学系研究科先進融合医学共同研究講座、特任教授(常勤)。大阪市出身。医学博士。1994年広島大学医学部医学科卒業、2004年大阪大学医学系大学院博士課程修了。大阪大学第三内科入局後、阪大病院・関連施設で内科全般を研修。2000年大学院入学後より抗IL‐6レセプター抗体(トシリズマブ)の臨床開発および薬効の基礎解析を行う傍ら、リウマチ膠原病疾患での漢方治療を実践。2006年大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫アレルギー内科助教、2011年漢方医学寄附講座准教授を経て、2017年から現職。現在は、先進医学と伝統医学の融合による超高齢社会の問題解決を目指し、漢方腎虚概念を基にした新たなフレイル・サルコペニア対策の開発、2013年より日本の基幹病院では初となる「がんケトン食療法」の臨床研究を進めている。日本内科学会総合内科専門医、内科指導医。日本リウマチ学会リウマチ指導医、リウマチ学会評議員。日本東洋医学会、漢方指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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