内容説明
吸いすぎ、飲みすぎ、食べすぎを知れば、すべてのやりすぎを止められる。やりすぎを気にするあなたへの経済学。
目次
第1章 中毒の経済学
第2章 喫煙であなたは死ぬかも
第3章 あなたの健康に乾杯
第4章 食べ放題
第5章 あなたに何が一番いいかはわかっている
第6章 新しい温情主義―最終的な見解
著者等紹介
ウィンター,ハロルド[ウィンター,ハロルド] [Winter,Harold]
オハイオ大学(オハイオ州アセンズ)経済学教授
河越正明[カワゴエマサアキ]
日本大学経済学部教授、大阪大学大学院医学系研究科医療経済・経営学寄附講座特任教授。専門は、日本経済、医療経済、マクロ経済。1987年東京大学経済学部、1994年London school of Economics and Political Science(MSc.)、2017年大阪大学(博士(国際公共政策))。1987年経済企画庁に入庁し、2018年3月に内閣府を退職するまでに政策統括官(経済財政運営担当)付参事官(総括担当)、経済社会総合研究所総括政策研究官のほか、経済協力開発機構(OECD)経済局エコノミスト、(公社)日本経済研究センター主任研究員、(公財)連合総合生活開発研究所主任研究員などを歴任。2018年4月より現職。景気循環学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Uz あなぐま
0
経済学が公共政策にどう関わるのかについての議論を扱った内容、ということでいいのだろうか。原書は学生向けに書かれたもので、喫煙、飲酒、過食について考えるための材料が多くのページを割いて並べられている。研究を紹介し結論を検討する(スッキリした答えは示されない)ということが繰り返されるのでなかなか疲れる。コロナ感染症対策で社会政策のあり方を考えることが増えたが、この本のようにしっかりと検討され結果を検証されるようなら安心できるのだが。2021/05/07
peepee
0
中毒の経済学とその政策を考える際の論点がまとめられている。 結論を提供するというより、読者に問題を考えさせるきっかけを与えるような内容になっている。 初学者を意識して数式などを使っていないが、逆にイメージしづらい箇所もある。 最後の方で神経経済学がどのように役立つかについても触れられている。2020/09/06