内容説明
ことば学というプリズムを通して、『鏡の国のアリス』のことばと論理の多彩な輝きをとらえる。大好評「アリスのことば学」第2弾。
目次
第1章 鏡の向こう側―見えるとあるのズレ
第2章 辞書ほどのナンセンス―無理から比較
第3章 パンニバタフライ―名前と指示するもの
第4章 イヤハヤ、ナントモハヤ―どっこいどっこい
第5章 時を遡って生きる―因果の逆転
第6章 お前さんには名誉―ただならぬ卵
第7章 伝説の怪物アリス―立場変われば
第8章 ありえぬことに備えて―可能世界の先読み
第9章 戴冠のから騒ぎ―アリス、クイーンになる
第10章 ナント赤のクイーンは―誰の夢だったのか
エピローグ アリスの2つの世界
『鏡の国のアリス』の巻頭詩と巻末詩
著者等紹介
稲木昭子[イナキアキコ]
追手門学院大学名誉教授。兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒業、同文学研究科修士課程修了、同文学部助手を経て、現在に至る。著書(共著)多数
沖田知子[オキタトモコ]
大阪大学名誉教授。兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒業、同文学研究科修士課程修了、同文学部助手を経て、現在に至る。著書(共著)多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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