マンガ超ひも理論をパパに習ってみた - 天才物理学者浪速阪教授の７０分講義

橋本幸士/門田英子

大阪大学出版会（2016/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 173p／高さ 21cm
• 商品コード 9784872595628
• NDC分類 421
• Cコード C0942

出版社内容情報

異次元をパパに習って素粒子が「ひも」やと思うと、めっちゃすごいことが見えてくる？！原作（講談社）のコミック化。「異次元はなんで見えへんのやと思う？」超ひも理論が専門の浪速阪教授の娘、美咲はある日パパが異次元とひもの研究者だと知ってうろたえる。「異次元なんて、ない」と言い切る高校生の美咲にパパは1日10分、7日間で「ホンマもんの異次元を教えたろう」という。異次元をパパに習って素粒子が「ひも」やと思うとめっちゃすごいことが見えてくる？！講義はパパの研究室で。原作（講談社）のコミック化。

<br>予習　おっきな黒板<br>

<br>第0講義　ホンマもんの異次元

<br>第１講義　陽子の謎と１億円<br>

<br>第２講義　異次元を見る実験<br>

<br>第３講義　力は次元<br>

<br>第４講義　陽子兄弟の挑戦状<br>

<br>休憩　科学とリュックサック<br>

<br>第５講義　解けない方程式<br>

<br>第６講義　超ひも理論！<br>

<br>第７講義　異次元ブラックフォール<br>

<br>復習　復習　結局、異次元はあるんでも無いんでも、ない<br>

橋本幸士［ハシモトコウジ］
橋本幸士
1973年生まれ、大阪育ち。1995年京都大学理学部卒業、2000年京都大学大学院理学研究科修了、理学博士。サンタバーバラ理論物理研究所、東京大学、理化学研究所などを経て、2012年より、大阪大学大学院理学研究科教授。専門は理論物理学、弦理論。著書に『D?ブレーン――超弦理論の高次元物体が描く世界像』（東京大学出版会）がある。
<br>Twitterのアカウントは　@hashimotostring<br>
<br>浪速阪教授のホームページは https://sites.google.com/site/naniwazaka/<br>

門田英子［モンデンヒデコ］
門田英子
1997年、東京都立大学（現首都大学東京）理学研究科後期博士課程修了、博士（理学、東京都立大学）。静岡大学非常勤講師、兼漫画家。専門は物理、素粒子・原子核理論。日本科学未来館勤務を経験し、パラパラ漫画や４コマ漫画も作って科学を発信。科学コミュニケーターの顔も持つ。著書に、コミック『証明の探究（高校編）』（大阪大学出版会）がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐藤一臣]

次元は力が伝わる向きの数なんですね。私たちが可視化できるのは３次元までですが、１０の－１５乗よりも小さい世界（可視化できないだけの距離）では、他の次元が存在しているというのは、わかる気がしてきました。ブレーンにひっついている開いたヒモが大量に集まって閉じたヒモに変換すると、ブレーン間（ブレーンを離れた次元）を行き来できるということかな。力って可視化できないけれども、それは異なる次元を通過しているからなのかな。人間の思考も異次元に存在しているかもと思いました。思考はやはり力でありエネルギーなんだろーか。

2019/07/15

[陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙]

SF好きの私、正しい知識が必要だと物理も学び直そうと手に取ったら（笑）物理学者の１０分講座。理論に基づいた実験と検証。目に見えない素粒子へ辿り着いて行く人類の探究心。陽子はクォークという３つの素粒子でできている。「クォークの閉じ込め問題」異次元の切り口って面白い！逆２乗の法則で空間は３次元とわかる。あれ？物理って面白い。「自発的対称性の破れ」手で方程式を解く過程。ああそれで黒板が重要なのか。涙が出る。特別な英語の研究会に娘とリカちゃんが参加。あれ？何が起きてるの？陽子の波は、FBの過去の今日のイメージ。

2018/07/01

[ネクロス]

サックり読了。自分の超ひも理論における理解が古かった事を自覚

2017/04/02

[Eri]

物理は苦手……途中までは、なんとなく意味もつかんでついていけているような気がしたけど、最後の方は、なにがなにやら全然…… 絵が好みではなかったり、方言がどこの？と思ったり、と本筋に関係ないところが気になってきてしまって、ますます頭に入りませんでした。

2020/12/15

[ゆう]

超ひも理論について優しく説明している本はあまりないのでありがたかった。ただ途中から話について行けなくなったので結局よく分からなかった。