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出版社内容情報
小磯良平に師事した画家中村貞夫の図録。身近な題材の油彩画から「富士」連作を経て、迫力ある51作品を掲載。大阪で生まれ、大阪大学仏文学科を卒業した異色の洋画家中村貞夫の展覧会(2018.4.27-6.31)に沿った図録と解説集。絵の具の質感を意識した重厚な画風から「富士」連作を経て「世界四大文明」シリーズに挑戦、ナイル川、インダス川、黄河からメソポタミアに至る53作品。見開きいっぱいの迫力ある大型図やスケッチの線画などを掲載。貴重な資料・写真をまじえて時代背景を語る。
デカルトに魅せられた画家ー大阪モダニズム(橋爪節也)<br>
光と闇のはざま、半透明の絵画芸術―大阪洋画壇と中村貞夫(竹中哲也)<br>
(図版)?中村貞夫の芸術ーその起源から富士へ<br>
第1章 萌芽ー学生時代から初期の芸術<br>
コラム1小磯良平との出会い<br>
第2章番(火ヘンつき)祭ー精神の描写
コラム2 番(火ヘンつき)祭とは何か<br>
第3章 自然を描くー外界への眼差し<br>
コラム3伊藤継郎との出会い<br>
第4章 富士ー春夏秋冬<br>
コラム4中村芸術の揺籃 ?四大文明ー世界の源流を求めて<br>
第5章 ナイル、エジプト<br>
コラム5 連作「ナイル」について<br>
コラム6 インダス・シリーズについて<br>
第6章インダス<br>
第7章 黄河<br>
コラム7 黄河スケッチ<br>
コラム8 メソポタミア・シリーズ取材<br>
第8章 メソポタミア<br>
大学キャンパスと”アートリソース”(橋爪節也)<br>
中村貞夫年譜・作品リスト他
橋爪 節也[ハシヅメセツヤ]
著・文・その他/編集
竹中 哲也[タケナカテツヤ]
著・文・その他/編集
目次
図版(中村貞夫の芸術―その起源から富士へ(萌芽―学生時代から初期の芸術;燔祭―精神の描写;自然を描く―外界への眼差し;富士―春夏秋冬)
四大文明―世界の源流を求めて(ナイル、エジプト;インダス;黄河;メソポタミア))
大学キャンパスと“アートリソース”(橋爪節也)
座談会 画家中村貞夫のアトリエにて
著者等紹介
橋爪節也[ハシズメセツヤ]
1958年大阪市に生まれる。専攻は日本・東洋美術史。東京藝術大学美術学部助手から大阪市立近代美術館建設準備室主任学芸員を経て大阪大学総合学術博物館教授・大学院文学研究科(兼任)。前総合学術博物館長。現在は社学共創本部教授
竹中哲也[タケナカテツヤ]
1985年神戸市に生まれる。専攻は西洋美術史。近現代を中心に、オランダの画家ヨハネス・フェルメールの受容史を研究対象としている。関西学院大学大学院文学研究科修了。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程在学中。同総合学術博物館研究員。姫路市立美術館学芸員として『没後30年シャガール展―愛と色彩のファンタジー』(2015年)を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。